カゲロウ



漂う煙を吸い込みながら
違和感ばかりの世界に立つ
青色光が眩しそうに
歪んだ心が嘘をついた
 
跳ね返る声の煩わしさが
震えた指先に触れた時
自分の居場所も分からなくなった
本当に欲しいのは何だろう
 
何度も、何度も探してきたのに
微笑み浮かべたあの影が消えない
冷たい鎖に涙を浮かべて
歌いたいと、痛いと、僕は歌う
 

灰色の空に聴こえたのは
今更止まない心の声
矛盾に刺されて悔しそうに
傷跡を押さえて堪えていた
 
足りない事実が突き付けるのは
誰にも触れられぬ哀れさで
期待を脱ぎ捨て、孤独を背負って
残るのはまた同じカゲロウ 
 
砕けて壊れたガラクタのように
無様に泣いてたあの影の姿は
哀れで寂しく映った鏡の
中に居たよ、痛いと、歌いながら
 

進むべき道も、向かう方角も
わからずに暗闇は続いた
 

何度も、何度も探してきたのに
微笑み浮かべたあの影が消えない
冷たい鎖に涙を浮かべて
歌いたいと、痛いと、僕は歌う
 
砕けて壊れたガラクタのように
無様に泣いてたあの影の姿は
哀れで寂しく映った鏡の
中に居たよ、痛いと、歌いながら
歌いたいと、嬉しいと、歌いながら

Desire

通り雨なら良かったなんて
悔やんでみても変わらない
遠い街へと羽を広げる
影ばかり眺めていた
 
心が揺れ動く音は聞こえたか?
 
 
ただその先へ 振り向きもせず
走り続けた僕ら
何を抱いて 何を手にして
誰に憧れまだ空を見上げてる
 
 
たったひとつを求める為に
幾度も背中追いかけた
枯れた花はもう咲けない事は
見続けた事実だから
 
信じろお前はまだやれるだろう?
 
 
追いかけた日も 置いてきた日も
繋ぎ合わせた僕ら
誇れるように 気高くあれと
鳴らす鼓動はまだ空を見上げてる
 
 
ここから飛びたいと願い見つめてる
ただその先へ 振り向きもせず
走り続けた僕ら
何を抱いて 何を手にして
誰に憧れまだ空を見上げてる
 
追いかけた日も 置いてきた日も
繋ぎ合わせた僕ら
誇れるように 気高くあれと
鳴らす鼓動はまだ空を見上げてる